活動報告

2022/10/28

イノチャレ!錦江町 2022を実施しました!

鹿児島県錦江町の錦江中学校の授業にて、「イノチャレ!錦江町 2022」を実施しました。

本プログラムは、錦江町アントレプレナーシップ教育事業(錦江町政策企画課)として実施したもの。今年で3年目になる本事業ですが、昨年度までの学外型から学内型へ移行し、錦江中学校の授業にて実施しました。また、新型コロナウイルス感染症の発生状況が落ち着いてきたことを踏まえ、オフラインでの実施体制としました。

プログラムのデザインに加え、現場でのファシリテーション、レクチャー、メンターのサポートなどをi.clubが行いました。中学生へのモチベーションのサポートは、学校の先生方に加え、町役場の若手職員6名が行う体制で実施しました。

錦江中学校の第3学年38名が10チームに分かれ参加。「錦江町のイノベーションにチャレンジしよう!」をテーマに、イノベーションの作法を学びながら、まちのさまざまな資源を探究。地元の未来をつくるアイデアを考え、発表しました。

プログラム・スケジュール

9月16日(金) オリエンテーション(授業:1コマ)
9月22日(木)インタビュー・ワークショップ(授業:6コマ)
9月27,28日(火水)イノベーション・ワークショップ(授業:12コマ)

オリエンテーションでは、プログラムの実施目的や進め方、イノベーションについての理解を深めるため、動画教材を用いてそれらを紹介するとともに、生徒個人がプログラムへの意気込みを考えました。また、プログラム前後の変化を測るための、事前アンケートを実施しました。

続くインタビュー・ワークショップでは、錦江町のさまざまなひと、もの、ことへの理解を深めるため、インタビューの方法について学んだのち、それぞれ関心のある町内の事業者に対しインタビューを実施。インタビュー先として、生徒に興味関心のある業種の希望をとり、とくに関心の大きかった業種についての事業を町内にて行う事業者を選定しました。

イノベーション・ワークショップでは、インタビューで得た気づきをもとに、イノベーションの作法を学びながら「錦江町の未来をつくるアイデア」を考えました。最後には、考えたアイデアをスキット(寸劇)を交えて全体に向けて発表。自分の考えを積極的にチーム内で共有したり、元気よく発表する生徒たちの姿が印象的でした。

参加者の声

Q. プログラムを「受ける前」と「受けた後」で、どのような「イノベーション(価値観・行動・習慣の変化)」があったのか教えてください。

●イノチャレ!に参加して、地元のことをもっと知りたいと思いました。その理由は、地元でがんばっている人がたくさんいると知れたからです。

●イノチャレ!に参加して、地元のために何かしたいと思いました。理由は、地元の「おしいね!」を見つけることができたからです。

●わたしは、イノチャレ!に参加して、自分たちでも未来をつくったり、考えたりできるということが分かりました。その理由は、チームのみんなで、よろっでの課題を変えようというアイデアを出すことができたから。

Q. あなたにとって「イノチャレ!」とは?その理由を含めて教えてください。

●わたしにとってイノチャレ!とは、新発見です。その理由は、未来をつくるアイデアを出すときに、違う視点から物事を考えることができ、新しい自分を見つけることができたらです。

●わたしにとってイノチャレ!とは、お花です。その理由は、花びらが欠けるといいお花にならない。みんなの協力なくして、いい作品はできないと思ったからです。

●わたしにとってイノチャレ!とは、冒険です。その理由は、何事も挑戦しなきゃ始まらないからです。

プログラム名:イノチャレ!錦江町 2022
実施校:錦江町立錦江中学校
実施期間:2022年9月16日 - 9月28日
受講者:第3学年38名
主催:錦江町
プログラム企画・運営:一般社団法人i.club