活動報告

2022/08/31

イノ旅 in 福島 2022を実施しました!

福島県浜通りを旅する、関西の高校生対象の初のプログラム。

ANAホールディングス(株)/ ANAあきんど(株)と(一社)i.clubが協働し進めている地域密着型イノベーション教育プログラム「イノ旅」。2019年に首都圏の高校生向けに実施した2度のトライアルプログラムを経て、イノ旅 in 福島として、初めて関西の高校生を対象に開催することとなりました。

▼プレスリリースはこちら(7月20日付)
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202207/20220720.html

旅先は、福島県浜通り地域。関西圏の6つの高校に在学中の高校生19名が応募、参加しました。2022年7月27日から29日の3日間にかけて、伊丹空港から福島空港を経由し、楢葉町を中心に浜通り地域の各所を訪れ、地域の方々と交流しながらイノベーションに挑みました。

イノ旅では、イノベーションにチャレンジすることで、未来をつくる力(作法、心構え、動機づけ)を育むイノベーション教育を、日常から離れた旅先で行います。旅先だからこそできる、地域の多種多様なひと・もの・こととの出会いや、五感をフル活用する中でのイノベーションへのチャレンジは、他者や自分の価値観に、とことん向き合うことを可能とさせます。

高校生たちは、浜通りを舞台に地域のひと・もの・ことと出会うことや、現地に滞在することでしかできない五感を活用した様々な体験をしました。こうした地域での出会いや体験から得られた気づきをもとに、未来をつくるアイデアを考え、地域の方々に向けて発表することに挑みました。

i.clubは、イノ旅のプログラム内のイノベーション教育のプロデュース、並びにプログラム中のファシリテーションを行いました。

参加者の声

Q. プログラムを「受ける前」と「受けた後」で、どのような「イノベーション(価値観・行動・習慣の変化)」があったのか教えてください。

●今までは私は日常の中でアイデアを思いつくことが滅多になく、なにか思いついてもそのアイデアに自信がまったくないので、思いついたままだれにも言わずにそのままにしていました。でも、このプログラムに参加してからは、自分のちょっとしたアイデアが誰かのためになるのかもしれないと思うようになり、常になにかアイデアが思いつくか考えるようになりました。そのアイデアをイノ旅でできた友達に伝えると否定せずに最後まで話を聞いてもらえ、自分に自信が持てるようになりました。

●このプログラムを受ける前、現地のことを考えるということがあまりなく、客観的な視点で見てしまうことがほとんどでした。また、今回の福島では、原発や東日本大震災による影響が今でも残っている地域がたくさんありました。しかしその中で町がより発展していけるように頑張っている地域の人たちもたくさんおられました。そのような方々を見ていると、自分にもできることはないか、と心が動かされました。そして、今まではメディアなどから聞く側だった私がたくさんの人に現状や頑張りを知って欲しいと思い、実際に家族や友人に話すようになりました。 もちろんこれからも実際に訪れて、五感で感じた私たちが家族や友達など、より多くの人に発信し、少しでも興味を持って貰ったり実際に行ってみたいと思ってもらえるようにしていきたいと思います。

●今までは、イノベーションについて何も考えたこともなく、難しそうだなと思っていたけれど、このプログラムを受けてたくさんの方と意見を言い合うことで、こんな私でも話し合いに積極的に参加したり、意見を言ったり、自分から知りたいことを探したりすることで、未来をつくるために何かすることができる!と実感しました。 違う学校の方ともお話する機会があってさまざまな意見が出て、自分にはなかった新しい発見がありました。私はこのプログラムを通して、積極性がとても大事だと思いました。

実施期間 : 2022年7月27日 - 7月29日(2泊3日)
実施場所 : 福島県浜通り地域
利用空港 : 伊丹空港⇔福島空港
実施対象 : 関西圏在住の高校生 19名
プログラムコーディネート・デザイン:
ANAホールディングス株式会社 / ANAあきんど株式会社、一般社団法人i.club
協力:福島県、福島県浜通りのみなさま