活動報告

2022/01/31

イノチャレ!錦江町 2021を実施しました!

鹿児島県錦江町の中学生を対象に、「イノチャレ!錦江町 2021」を実施しました。

本プログラムは、錦江町アントレプレナーシップ教育事業(錦江町政策企画課)として実施したもの。今年で2年目になる本事業ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、昨年度と同様にオンラインを活用した実施体制としました。具体的には、プログラムのデザイン、ファシリテーション、レクチャー、メンターのサポートなどは全てオンラインとし、i.clubが行いました。一方で、中学生へのモチベーションのサポートは、町役場の若手職員2名が現場で行う体制で実施しました。

プログラムは公募型で行われ、町内の中学校2校から計3名が、約6ヶ月間にわたって参加しました。テーマは「まちのお宝を活用した、錦江町の未来をつくるアイデア」。

参加した3名が1つのチームとして、イノベーションの作法を学びながら、「まちのお宝」に関わるさまざまな資源を探究。地元の未来をつくるアイデアを考え、実現に向けたチャレンジを行いました。また、その成果を町民に向けて発表しました。

プログラム・スケジュール

■イノベーション編(5-8月)
1・オリエンテーション:2021年5月29日
2・インタビュー・ワークショップ:6月26日,7月3日
3・イノベーション・ワークショップ:8月24,25日

■チャレンジ編(9-1月)
4・チャレンジ・プログラム/計画:9月25日
5・チャレンジ・プログラム/実行:10月23日,11月20日
7・チャレンジ・プログラム/ふりかえり:12月4日
8・成果発表会:12月12日
9・修了式:2022年1月14日

インタビュー・ワークショップでは、町内でさまざまなチャレンジを行う事業者を訪問し、インタビュー、フィールドワークを実施。役場の若手職員のサポートのもと、事業の魅力や課題、まちへの思いなどを聞きました。また、イノベーション・ワークショップでは、イノベーションの作法を学びながら、まちの未来をつくるアイデアを考えました。

続くチャレンジ編では、チームが考えたアイデアの実現に向け、チャレンジの計画・実行・ふりかえりを行いました。まちの人に向けて追加でインタビューを行ったり、試作品を作成したり、まわりの友達にアンケートを取ったりと、さまざまなチャレンジが生まれました。

その後、約半年間の活動の成果を発表する、成果発表会を実施。町長、教育長など首長だけでなく、町民や保護者も参加し、充実した会となりました。年明けには修了式を実施。はじめてi.clubと参加中学生が対面し、プログラムの修了を祝いました。

i.clubは今年度も、活動前後にモチベーション・メンターである役場職員への研修を行い、チームを伴走するためのアドバイスを行いました。参加した中学生だけでなく、役場職員それぞれにとっても学びのある時間になったことを願っています。

また、今後については、町内でのより持続的な取り組みを目指し、役場や中学校との協議の上で中学校の授業への導入を検討していきます。

プログラム名 : イノチャレ!錦江町 2021
実施期間 : 2021年5月29日 - 2022年1月14日
受講者 : 3名 (錦江中学校 2名・田代中学校 1名)
主催 : 錦江町
プログラム企画・運営 : 一般社団法人i.club