No.11

PROJECTMIYAGI

PROJECT PERIODPROJECT PERIOD 2014.09 - 2015.03

気仙沼の酒粕プロジェクト

CATEGORYCATEGORY
LOCATIONLOCATION
宮城県気仙沼市
SCHOOLSCHOOL
気仙沼向洋高校
STYLESTYLE
学外活動(隔週プログラム:全8回)

地元の酒粕文化を表舞台へ。魅力を活かした新名物!

気仙沼には古くから郷土料理として「あざら」があります。あざらとは、バラメヌケのあらと白菜の古漬けを、酒粕と共にトロ火で煮込んだもの。昔から長期保存をするための食料が重宝され、頻繁に使われてきた食文化があったからこそ生まれたものでした。しかしながら、そのあざらを食べる人も減り、郷土料理自体を知る若者もいなくなりました。地域の高校生たちは、「酒粕」に再び脚光をあて、新たな活用方法を考えることで、地元の新名物をつくることに挑みました。

酒粕が乳製品との相性が良いことに気づいた高校生たちは、地元の牛乳と煮詰めてつくるミルクジャムを日本版にアレンジした「酒粕ミルクジャム」を考案しました。また、その派生で酒粕ミルクジャムを使ったスイーツ「酒粕ミルクマカロン」も考案し、発表。限定での販売を行いました。

イノベーション教育プログラム

高校生の声「気仙沼で育ったことをとても誇りに思えた」

気仙沼には何もないからと知ろうとしていなかったけれど、i.clubに参加して、気仙沼には海だけでない良いところがたくさんあることを知って、気仙沼の良いところをもっと見つけて、それを多くの人に伝えたいと思うようになりました。何もないと思っていた気仙沼が実は、たくさんすごい所があって、とても良いところだと気づけました。気仙沼で育ったことをとても誇りに思えました。

高校生の声「アイデアを生み出すことは、なにかを伝えること」

アイデアを生み出すことは、何か伝えることだと思いました。人に伝えるためにどう工夫したらよいのか考えることはとても難しいことですが、形にできると嬉しかったです。たくさんの経験をすることでいろんな伝え方を、様々な人から学ぶことができました。とても良い経験ができ、成長できたと思います。

アイデア開発

商品ブランディング・プロモーション開発

Executive Producer:i.club
Education Producer:i.club
Recipe Producer:新田理恵
Partner Company:ピースジャム(酒粕ミルクジャム試作)、コヤマ菓子店(酒粕ミルクマカロン開発・製造)
Interview Corporation:男山本店、モ~ランド、斉吉商店