No.15

PROJECTFUKUSHIMA

PROJECT PERIODPROJECT PERIOD2015.04 - 2016.03

西会津の車麩プロジェクト

CATEGORYCATEGORY
LOCATIONLOCATION
福島県耶麻郡西会津町
SCHOOLSCHOOL
西会津高校
STYLESTYLE
課外活動(部活動:西高魅力発信隊)

こだわり製法のまんまる車麩、まさかのイメチェン!

車麩とは、ドーナツのように、丸くて真ん中に穴があいている、お麩。原材料には、小麦粉、小麦たんぱく質(グルテン)のみが使われている、とてもシンプルな食材です。西会津町の車麩は、先代より伝統的な製法を守り続けられ、膨張剤なども含まれず、一つ一つ丁寧に炭火で焼き上げられ、つくられています。しかし今日、若者を中心に車麩を食べる機会が減少し、地元でこだわり抜かれて作られている商品であることも忘れられようとしています。この伝統的な製法が守られた車麩に新たな風をつくることに高校生たちが挑みました。

高校生たちは、車麩の象徴でもあるドーナツ状の形はそのまま残し、一枚一枚オーブンで焼き上げ、ラスクのような仕上がりにしたアイデア「車麩ラスク」を提案。車麩を使った新たなスイーツブランド「フフフッスイーツ」とし、その第1弾として、開発し、販売しました。

イノベーション教育プログラム

高校生の声「自分がやってきている活動は大きなもの」

軽い気持ちで入ったこの活動でしたが、自分たちでの試作や車麩づくりの見学、発表へ向けて考えたりしているうちに自分がやってきている活動は大きなものと感じるようになりました。学校の人だけでなく小川さんを始めとした多くの方が協力して下さったり様子を見に来て下さったりと期待されている感じがしました。今回のプレス会見や販売などで少しは期待に応えられたと思います。自分達の意見を出し合って、最終的に「車麩ラスク」というお土産スイーツができて本当にうれしいです。

高校生の声「自分は普通の高校生活では体験できないこと」

入ったきっかけは、同じクラスの友達に誘われてなんとなくでした。最初の何ヵ月かは正直、後悔することも何度かあって、気後れするときもありました。文化祭でプレゼン発表をすることになって、活動日が必然的に増えるようになり、プレゼンの原稿やパワーポイントの作成を通していく中で、「自分は普通の高校生活では体験できないことをしているんだ。」という実感が湧きました。文化祭の発表から商品販売までの約3か月間はあっという間でした。活動を通して自分の意見をちゃんと伝えられるようになってきたなと思います。前は自分から意見をいったり、行動をしたりしたことはあまりなかったので、魅力発信隊の活動をしていく中で成長できたかなと思います

アイデア開発

商品ブランディング・プロモーション開発

Executive Producer:i.club
Education Producer:i.club
Brand Producer:西会津国際芸術村
Recipe Producer:i.club
Paperプロモーション:西会津国際芸術村
Partner Company:上野菓子店(車麩ラスク開発・製造)、丸十製麩(車麩ラスク開発)、道の駅にしあいづ(販売)
Interview Corporation:めごい菜農園、清水屋製菓舗、にしあいづ観光交流協会
Supported by:西会津町