活動報告

2017/03/10

Think Next! i.club Meetup! 2017 を開催しました!

未来をつくるアイデアを伝える「Think Next! i.club Meetup! 2016」を東京大学 弥生キャンパス内 中島董一郎記念ホールにて開催しました!

2017年3月3日(土)、i.clubが活動を展開する3地域の高校が東京にて一堂に会し、地域の未来をつくるアイデアを伝える発表会「Think Next! i.club Meetup! 2016」が開催されました。参加したのは、宮城県気仙沼向洋高等学校(気仙沼)、大成女子高等学校(水戸)、福島県立西会津高等学校(西会津)の3校。それぞれ授業や部活動などでi.clubと連携し活動する高校生が計17名、各校の担当教員とともに参加しました。

第1部:Meetup! Presentation!

14:00 - プログラムの全体説明

開会にあたり、一般社団法人i.clubの代表理事である小川悠が挨拶を行いました。今回のイベントはクラウドファンディングサイトReadyforとJ:COMとが行うマッチングギフト・サービス【次世代を創るチャレンジを支援】を通して集まった寄付金を活用して実施されました。このマッチングギフト・サービスについて、READYFOR株式会社 取締役CFOの元田宇亮氏 、株式会社ジュピターテレコム 上席執行役員の田口和博氏が、それぞれ説明を行いました。(マッチングギフト・サービスについての詳細はこちら→https://readyfor.jp/jcom#1stPage

14:30 - 参加地域の高校生によるプレゼンテーション

第1部のプレゼンテーションでは、各地域の高校生たちが、自分たちの活動する地域の紹介やの活動の概要、取り組んできた中で学んだことなどを伝えました。また、プレゼンテーションのあとには、それぞれの地域を担当する高校教員とi.clubのスタッフより、活動を通じての高校生の変化や、今後の展望について、それぞれの思いを伝えました。

第2部:Think Next! Pitch!

16:00 - 参加地域の高校生による、Miraidea(ミライディア)Pitchでのプレゼンテーション

第2部では、各地域の高校生たちがMiraidea(ミライディア)Pitch*でのプレゼンを行いました。
(*Miraidea Pitchとは、未来(Mirai)をつくるアイデア(idea)への共感を呼び込むことに重点が置かれた8分間のプレゼンテーション)
どの地域も堂々とした素敵なプレゼンを披露し、商品が人々のもとへ届く場面を再現するスキット(寸劇)では会場が笑いに包まれるなど、一体感のある雰囲気が生まれていました。
3校が行なった発表は、以下の通りです。

「酒粕でつくる、あまりものが輝く未来」

Theme:地域資源(酒粕)を活用した新商品開発
presentation:宮城県気仙沼市(気仙沼向洋高等学校)

「ほしい!も、みつけた。」

Theme:地域資源(ほしいも)を活用した新商品開発
presentation:茨城県水戸市(大成女子高等学校)

「フフフッスイーツ車麩ラスク」

Theme:地域資源(車麩)を活用した新商品開発
presentation:福島県西会津町(西会津高等学校)

17:15 - i.club卒業生によるミニトーク

高校生のプレゼンテーション後には、i.clubで活動したOBOGのミニトークも行われました。2012年に気仙沼での活動に参加し、現在は地元の食品会社に勤める小野寺里奈さんが登壇し、活動に参加したきっかけや、活動を通して今の自分に生きていることなど、当時を振り返りながら話しました。

17:30 - 審査員によるコメンティング

高校生のプレゼンテーションについてのコメンティングの時間。審査員からは、「課題設定の独自性」「アイデアの新規性」「アイデアの未来性」「ファーストステップ」「一貫性」の5つの評価軸をもとに講評をいただきました。

今回最も評価を得たのは、大成女子高校の「ほしい!も、みつけた。」でした。4年連続でブランド力最下位の茨城県を「伸びしろが日本一」だと解釈し、同県が全国の生産量の9割を占める「ほしいも」の活用を検討。地味でおしゃれさがないと思われている「ほしいも」をおしゃれでさわやかなイメージにしたいと、さわやかな朝に食べるグラノーラと組み合わせた”ほしいもグラノーラ”を提案。地域のホテルとともに商品開発しました。

(左奥がほしいもグラノーラ。子どもに人気の王道「apple」と、お粥に乗せて食べる新感覚の「miso」を考案しました。)

18:15 - アフターパーティー

プログラムの終わりには、各地域の食材をふんだんに使った料理を囲んだアフターパーティーが行われ、高校生や参加者、スタッフが交流を楽しみました。

こうして、それぞれの地域の取り組みについて発表し、地域同士で交流する機会として、「Think Next! i.club Meetup! 2016」 を無事に開催することができました。i.clubは年に一度、「Miraidea」を、全国の高校生が集い自分たちの地域でのイノベーションのアイデアを伝える場として今後も継続して実施することを目指します。

今回、開催にあたりご協力いただきました審査員のみなさま、そして会場まで足を運び、ご参加いただきましたみなさまに、この場を借りて御礼を申し上げます。