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兵庫県高等学校商業教育協会が主催する「イノチャレ！神戸 2021」に、コーディネーター・講師として参加しました。

3年目となる本プログラムでは、これまで1日完結だったワークショップを、約4ヶ月間のプログラムにアップデート。イノベーションを学び、アイデアを考えるだけでなく、実際に実現に向けたチャレンジまで行うかたちへと変更しました。『イノベーションにチャレンジしよう！』という思いを込め、プログラム名も一新しました。

兵庫県内の6校から25名の高校生と、各高校の卒業生である大学生6名が集まり、「練り物の未来をつくるアイデア」に挑戦。パートナー企業として、「ほぼカニシリーズ」など練り物の未来に挑戦されている、株式会社カネテツさまにご協力いただきました。

7月17日　イノベーション・ワークショップ

イノベーション・ワークショップでは、カネテツ本社工場にて、マーケティング部の方からお話を伺い、工場見学、試食も実施させていただきました。高校生たちはそんなインプットを通して練り物について探究。練り物に対する人々の新しい価値観・行動・習慣をつくるアイデアを考え、発表しました。

8-11月　チャレンジ

イノベーション・ワークショップ後、高校生らは各学校にて市場調査や試作、その評価など、アイデアの実現に向けたチャレンジを行いました。試作にあたっては、引き続きカネテツさまにご協力をいただき、練り物の原料となるすり身のご提供をいただきました。その後、各学校、アイデアの練り直し、成果のまとめを行いました。

11月13日　アイデア発表会

アイデア発表会では、まず午前中にこれまでの活動をまとめて資料を磨き上げました。午後には、社長をはじめカネテツのみなさまに向け、スキット（寸劇）を交えたアイデアのプレゼンを行いました。プレゼンを踏まえて、カネテツさまより『カネテツ 社長賞』『カネテツ アイデア賞』を表彰・講評いただきました。

プログラムに参加した高校生たちにとって、イノベーションの作法を学ぶだけでなく、チャレンジを通じて商品開発の面白さや難しさを感じる時間になりました。また同時に、これまで探究したことがなかった練り物の探究を通じて、練り物の可能性も存分に感じることができたようです。

＜受賞アイデア＞

・カネテツ 社長賞　小野高校「鱈いま！」
・カネテツ アイデア賞　神戸星城高校「気まずくて美味しいからあげ」
・イノチャレ賞*　神戸商業高校「”ギョッ”っとするデザート」　*参加した高校生の投票によって決定

＜参加者の声（アンケートより抜粋）＞

・参加する前はできることが限られていたり、現実的にできることが常に考えの中にありましたが、参加して、とにかくつくりたい未来（ゴール）を考えてからそれを実現するためにはどうしたらいいのか、とてもワクワクしながら考えることができて楽しかったです。

・参加する前は、練り物にあまり関心がなく年配の方々や、父が食べる単調なものという印象でした。しかし、イノチャレに参加することにより練り物の良さ、可能性に気づくことができました。また、さまざまな学校の発表を見る機会が今までなかったので、どうすればより伝わるのかなど、たくさん学んだことがありました。

・イノベーションがより身近になった分、これからの大学や、就職後に商品開発に携わり、今回の経験を有意義に活かしたいと思った。

・参加する前は自分から意見を出すことが苦手だったが、参加することによって意見の出し方、そして楽しさを学びました。ありがとうございました。