食感良し！風味良し！香り良し！あの食材を新名物へ！
気仙沼は鰹の水揚げで有名で、生鮮鰹の水揚げは毎年、日本一を保っています。多くの鰹が水揚げされることから、その鰹を10回以上も燻すことでつくられる鰹節が昔からこの地で作られてきました。一方で鰹節に比べて、あまり知られていないのが、鰹を少ない回数で燻しつくられる伝統食材の「なまり節」です。なまり節は鰹節に比べ、燻す回数工程が少ないため、まるでソフトな鰹節のように、食材のそのままの食感も味わいながら楽しむことができます。このなまり節がもつ、食感、風味、香りの特徴を最大限活かし、考案されたのが食べるラー油からイメージされた「なまり節ラー油」でした。地域の高校生たちは、このアイデアを気仙沼の新名物を目指すために、お土産としての商品化に挑みました。
地元の加工会社の協力により、なまり節を一つ一つ手でほぐし、そのままゴロッとした状態で瓶詰めにしました。また、パッケージのデザインも、どこか新しく、どこか懐かしく感じるようなアイデアを高校生が提案し、デザインされました。多くの困難を乗り越えながらも、なまり節ラー油は多くの方々の協力によって商品化され、気仙沼の新名物として高校生たちはそれを発表、販売しました。
イノベーション教育プログラム
高校生の声「味よし、風味よし、バリエーション豊富の自信作！」
なまり節の風味や食感を生かすために、たくさん試行錯誤を繰り返し、やっとで完成しました！味よし、風味よし、バリエーション豊富の自信作！だからこそ、 できるだけ多くの人に手にとって食べてもらいたいたいです。それによって『なまり節ってこんなに美味しいんだ！』と一人でも多くの人に感じて頂き、家庭で も手軽に使える食材になったら、私として大満足です！
高校生の声「味はもちろん！パッケージも！」
なまり節ラー油のパッケージデザインは気仙沼のカモメが描いてあったり、カツオの可愛い絵が描いてあったりするところに注目してもらいたいです。シンプル かつ、目につく、カツオの絵は“なまラー君”と呼ばれ、私のお気に入り！ぜひ沢山の人に手にとっていただき、味はもちろん！パッケージも！一緒に楽しんで ほしいです。
高校生の声「地元のことが好きになれて良かった」
私は震災後も気仙沼のことを良く知りませんでした。けれど、i.clubで活動していく中で、「もっと見ておけば良かった！ とか、 「これからはもっと地元の方々と関わっていきたい！」って思うようになりました。この活動を通して地元のことが好きになれて良かったです！だから、この商 品を通じて、地元の活性化につなげていければという思いが強いです。
アイデア開発
商品ブランディング・プロモーション開発
Executive Producer：i.club
Education Producer：i.club
Brand Producer：HAKUHODO DESIGN
Recipe Producer：新田理恵
Paper Promotion：HAKUHODO DESIGN
Recipe Promotion：筋肉料理人
Partner Company：日渡水産（なまり節製造）、株式会社カネダイ（なまり節ラー油開発・製造）
Supported by：RESTART JAPAN、ソニー株式会社、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン